徹底解説!サーキュラーエコノミーCEO向けガイド

忙しい経営層のために作成されたWBSCDのサーキュラーエコノミー早わかりガイド『CEO Guide to the Circular Economy』が発表された。ユニリーバ、アクセンチュア、AkzoNobel、BASF、DANONE、enel、IFF、DSM、Philips、Renault、Solvay、StoraEnso、TATA、Veoliaのサーキュラーエコノミー推進13企業が署名している。

サーキュラーエコノミーは世界で4.5兆ドルの経済効果があるとされ(Lacy, Peter; Rutqvist, Jakob (2015):Waste to Wealth)、温暖化ガスの排出削減につながることから、パリ合意とSDGsに貢献すると述べている。

リスクを機会に変える

商品価格の高騰、ゴミ、環境インパクト、地球の超過使用、資源不足がビジネスにおける「リスク」となっている。しかし、サーキュラーエコノミーを導入することによって、「リスク」を操業コスト削減、競争率の改善、顧客・従業員・プロバイダーとの関係性を強化させる「機会」と変化させることができると本ガイドでは提案している。
図2: リスク対処と機会 Copyright:WBSCD
企業がサーキュラーエコノミーを導入すると以下のメリットが期待される。
  • イノベーション&市場競争での優位性
  • 運営コスト削減
  • エネルギー量/CO2排出削減
  • サプライチェーン保障
  • さらなる事業成長
図5: 5つのビジネスモデルと3つのディスラプティブ(破壊的)技術『CEO Guido to the Circular Economy』Copyright: WBSCD
 具体的な事例として、BASFのサーキュラーサプライチェーンや、DSMが開発したNiaga技術 をつかったカーペットリサイクル、TATA製鉄の古鉄シャアリングプラットフォーム事業、Philips社の物の販売からサービスへの移行、Renault社の製品の長寿命化などが取り上げられており、サーキュラー事業の新たなのヒントになっている。
(執筆:Rie Sawara-Cermann)