Be Circularブリュッセル、ベルギー

リニア経済からサーキュラー経済へ転換を促す枠組みの決定へ

2016年3月、ブリュッセル首都圏政府は、1,280万ユーロの予算で、2016 – 2020年循環型地域プログラム(PREC)を採択しました。

循環型経済地域プログラム(PREC)には、3つの目的があります。

・環境問題を経済の機会に変える

・ ブリュッセルに経済を移転し、可能な限り地域で生産し、移動規模を削減し、土地利用を最適化、ブリュッセル住民のために付加価値を生み出すこと

・雇用創出

また、サーキュラーエコノミーの定義については、次のように説明しています。

「 The circular economy is an economic system of exchange and production which, “at all stages of the life cycle of products (goods and services), aims at increasing the efficiency of the use of resources and reducing the impact on the environment while developing the well-being of individuals “.」

(サーキュラーエコノミーは製品とサービスがすべてのライフサイクル段階において資源の使用が効率化され、環境負荷が最低限に抑えられた経済システムであり、 個人のウェルビーング が発展すること)

ヨーロッパのサーキュラーエコノミーが日本の循環経済の考え方とおおきく異なる点、それは経済システムの話だけではなく、サーキュラーエコノミーを通し、 個人の権利や自己実現の保障、身体的、精神的、社会的に良好な状態を目指していることです。

このBe Circularのプロジェクトは、15の省庁と60を超える研究機関、公的機関、民間の協働から構成されています。 資源効率を改善することで経済を発展させ、同時に、起業家を育て、雇用を促進することに焦点を置いています。このプロジェクトでは、自治体がサーキュラーエコノミーへのビジョンをトップダウンでリードし、廃棄物、小売り、建設、流通の4分野において 関係するステークホルダーが “Co-Creation(共創)”スタイルでボトムアップしているのも特徴です。

これまでの主な成果として以下のように発表されています。

・222社がサーキュラーエコノミー的アプローチの指導を受け支援される
•139の事業または研究プロジェクトが8,300万ユーロで財政的に支援される
•1,423人がトレーニングを受ける

オンラインプラットフォームbe circular. be brussels上では、情報交換やサーキュラーエコノミーのプロジェクトの進歩状況が閲覧できるようになっています。

計画は18か月ごとに再考され、進歩状況が確認されます。今後は、UN Environment等と共同でサーキュラーエコノミーの進歩状況を図る指標の開発に取り組むようです。

参考:be circular. be brussels

『 Municipality-led circular economy case studies In partnership with the Climate-KIC Circular Cities Project